ファイルアップロードの制限を突破する!WordPressサイトを強化する方法

ファイルアップロードの制限を突破する!WordPressサイトを強化する方法

WordPressサイトのファイルアップロードサイズ上限を引き上げる方法

WordPressを活用するユーザーが直面する一般的な課題の一つは、ファイルのアップロードサイズに関する制限です。特に画像や動画ファイル、さらにはプラグインのインストール時にこの制限が厄介となることが少なくありません。この記事では、WordPressサイトのファイルアップロードサイズを簡単かつ効率的に引き上げる方法を、さまざまなサーバー環境に応じて詳しく解説します。

1. php.iniを編集する

最初にご紹介するのは、サーバーのphp.iniファイルを編集する方法です。このファイルはPHPの設定を管理しており、アップロードサイズの制限もここで設定されます。以下の手順で進めましょう。

  1. サーバーにログイン: FTPクライアントやSSHを使用してサーバーに接続します。

  2. php.iniを見つける: 多くの場合、/etc/php//usr/local/lib/php.iniに配置されています。

  3. ファイルを編集: 開いたら、以下の行を追加または編集します。

    upload_max_filesize = 128M
    post_max_size = 128M

    ここでは128MBに設定していますが、必要に応じてこの数値を変更してください。

  4. ファイルを保存: 編集後、必ずファイルを保存しましょう。

  5. サーバーを再起動する: 設定変更を反映させるために、必ずサーバーを再起動します。

この方法は特に、自サーバーを運営しているユーザーにとって効果的です。ただし、共用サーバーの場合、他の手法を試すことをお勧めします。

2. .htaccessファイルの利用

次に紹介するのは、.htaccessファイルを用いてアップロードサイズを引き上げる方法です。WordPressが稼働している多くのサーバーではApacheが使用されており、以下の手順で設定が可能です。

  1. FTPクライアントで接続: WordPressのルートディレクトリにアクセスし、.htaccessファイルを探します。
  2. ファイルを開く: .htaccessファイルを開きます。
  3. コードを追加: 以下のようにコードを追記します。
    php_value upload_max_filesize 128M
    php_value post_max_size 128M
  4. ファイルを保存してアップロード: エディタで変更を加えた後、保存してFTPクライアントでサーバーにアップロードします。

ただし、一部のホスティング環境では.htaccessを無効に設定しているため、その場合には別の方法を検討する必要があります。

3. サーバーの管理画面からの設定

多くのマネージドホスティングサービスでは、cPanelPleskなどの管理画面から直接アップロードサイズを設定することができます。一般的な手順は以下の通りです。

  1. 管理画面にログイン: サーバーの管理画面にアクセスします。
  2. 設定メニューを探す: 「PHP設定」や「アプリケーション設定」などのオプションを探しましょう。
  3. アップロードサイズを変更: upload_max_filesizepost_max_sizeの設定を見つけ、希望のサイズに変更します。
  4. 設定を保存する: 変更を適用するための「保存」または「変更を適用」といったボタンを選択します。

この方法は非常に簡単で、ホスティングに特化した設定も行えるため、特におすすめです。

4. プラグインを使用する

次に紹介するのは、プラグインを使用してアップロードサイズを変更する方法です。WordPressには、「Increase Max Upload Filesize」や「WP Maximum Upload File Size」など、アップロードサイズを簡単に変更できるプラグインがあります。インストールの手順は以下の通りです。

  1. ダッシュボードからプラグインセクションへ: 管理ダッシュボードの「プラグイン」→「新規追加」を選択します。
  2. プラグインを検索: 上記のプラグイン名を入力して検索します。
  3. インストールと有効化: インストールしたらすぐにプラグインを有効化します。
  4. 設定の調整: プラグインの設定メニューから、希望するアップロードサイズに調整します。

この方法は技術的な知識がなくても直感的に操作できるため、多くのユーザーに支持されています。公式プラグインを選ぶことで、リスクを軽減しつつ機能を拡張できます。

5. ホスティングプロバイダーに相談する

最後の手段として、ホスティングプロバイダーに相談することも考慮に入れておきましょう。特に共用サーバーを利用している場合、ユーザー側で設定変更ができないことがあります。この場合、サポートに連絡して設定の変更を依頼できます。

  1. サポートに連絡: 必要なアップロードサイズをサポートチームに伝えます。
  2. 理由を説明: 必要に応じて、変更理由を詳しく説明することでスムーズな対応が期待できるでしょう。

この方法では、専門的なサポートを受けられるため、安心してサイト運営を続けることができます。


以上のように、WordPressサイトのファイルアップロードサイズを引き上げるための方法は多岐にわたります。自身の環境やスキルレベルに応じた最適な方法を選び、スムーズなサイト運営を実現しましょう。