WordPressのバージョンを確認する4つの方法
WordPressは世界中で広く使用されているコンテンツ管理システムであり、その安定性と柔軟性から、多くのウェブサイトで利用されています。しかし、サイトのセキュリティや機能の最適化には、定期的にWordPressのバージョン確認を行うことが欠かせません。このガイドでは、WordPressのバージョンを確認するための4つの便利な方法を詳しく説明します。中にはユーザーがあまり知らない裏技もありますので、ぜひ最後までお読みください。
1. 管理ダッシュボードからの確認
管理ダッシュボードからの確認は、最もシンプルかつ直感的な方法です。まず、WordPressの管理画面にログインした後、左側のメニューから「ダッシュボード」を選択します。すると、右上の部分にWordPressのバージョン情報が表示されます。この方法は特別な技術が不要で、どなたでも簡単に行えるため、初めてWordPressを触るユーザーでも安心です。
ダッシュボードには、最新のバージョンがリリースされた際に更新情報が通知されるセクションもあります。これにより、サイトのセキュリティを維持するために必要なアップデートを迅速に行うことができ、美しいウェブサイトの運営をサポートします。
2. ソースコードの確認
次の方法は、サイトのソースコードを確認することです。ページ上で右クリックし、「ページのソースを表示」を選択すると、HTMLコードが表示されます。この中から「generator」というキーワードを検索してみてください。以下のようなコードが見つかれば、そこにWordPressのバージョン情報が記載されています。
<meta name="generator" content="WordPress 5.7.2" />
この方法は、自分のサイトだけでなく、他者のサイトがどのWordPressバージョンを使用しているかを把握したいときにも役立ちます。ページのソースは一般に公開されているため、閲覧は誰でも可能です。ただし、特定のセキュリティ設定やプラグインの影響で表示されない場合もあるため、その点を留意して作業を進めましょう。
3. XML-RPCを利用する方法
XML-RPCはWordPressが外部アプリケーションと通信するためのプロトコルです。この手法を用いれば、WordPressのバージョン情報をプログラム的に取得できます。以下のURLにアクセスしてみてください。
http://あなたのサイトのURL/xmlrpc.php
このURLが有効であれば、WordPressのバージョン情報が表示されます。この方法は、特に複数のサイトを管理している開発者にとって効率的です。同じ手順で各サイトのバージョンを確認することが可能で、時間の節約にも繋がります。
4. FTPまたはホスティングパネルからの確認
最も確実なバージョン確認方法は、サーバーのFTPクライアント(FileZillaなど)を使用してWordPressのルートフォルダにアクセスすることです。ここに「wp-includes/version.php」というファイルがあります。このファイルを開くと、以下のようにバージョン情報が記載されています。
$wp_version = '5.7.2';
また、ホスティングサービスのコントロールパネルを通じて同様の確認ができます。特に、安定したサイト運営を行っている場合は、FTPを使って直接確認するのが最善の方法です。これにより、最新のセキュリティパッチやプラグインの更新状況を正確に把握することができ、自サイトを守る第一歩になります。
以上が、WordPressのバージョンを確認するための4つの方法です。これらの手順を通じて、自サイトの状態を常に把握し、必要に応じてアップデートを行うことができます。安全なウェブサイト運営を行うためには、最新のバージョンを維持することが不可欠です。ぜひ試して、自分のサイトを守るための一助にしてください。